『ぽんたのじどうはんばいき』  作:加藤ますみ 絵:水野二郎 発行:ひさかたチャイルド



 こだぬきのぽんたが、人間の村で見かけた自動販売機を気に入り、自分でもやってみようと手作りして森の動物たちの『欲しいもの』を、お金の代わりに入れてもらう葉っぱをモノに変えて叶えるお話。

 優しいタッチの絵柄の、タヌキが主人公のお話。
 図書館で借りて読み、ライオンが嬉しそうに王冠を頭に載せて歩く場面を見て『あっ、これ大好きだった絵本だ!』と思い出し、私が欲しくて買いました。
 初版が1984年なので、ちょうど自分が幼児だった頃に新刊として出た絵本ですね。購入時は42刷ということで、長く愛されている作品だと思いますし、『全国学校図書館協議会選定図書』に認定されているので、当面絶版ということはないかと思います。
 読んでいて、すごくあったかい気持ちになるお話で、絵柄も相まって優しい気持ちになれます。
 わが子は次男が気に入ってくれて、よく読み聞かせたし自分でもパラパラめくって読んでいます。