よもやまSSコメントページ



 コミケ99合わせで用意したサンプルページに添えていた、SSのコメントが残っていたので載せてみました。



   (SS『熱暴走2』 コメント)

 リュウジは十五歳で巻き込まれ、夢を断念して戦う事を決意し、訓練を重ねたのだな…と思うと本当にしんどいです。
 ウサダも言っていたように、幼少期から訓練するのと運動発達の伸びが落ち着いた彼が訓練するのは大違い。素人の少年がどれほどの努力を重ねて戦闘職のプロフェッショナルとして最前線で戦うようになったのかを想像すると、もうね…。
 ウィークポイントの熱暴走も、きっとある程度『これ以上はまずい』というセットポイントを把握するまで、何度か訓練中に暴走してるのだと思います。物を破壊するだけならまだしも、『敵も味方も関係なく』。だから、リュウジも自分の意識外だとしても自己嫌悪に陥ったりしたんだろうな…と思い、この話を書きました。
 リュウジを兄のように、家族に近い存在として慕うヨーコだけど、リュウジもまたヨーコの存在に救われていたのではないかな…といったお話です。
 余談ですが、ヨーコちゃんは小さい頃から『リュウさん』呼びしてたのかな?と。自分が書いた話では『リュウ兄ちゃん』と呼ばせてしまっているので、どちらにするか未だに悩んでいます。



   『怪我と少女の決意』 コメント

 ヨーコちゃんが実践デビューして間もない頃を思い描いて書きました。(時期の描写がないので伝わりにくいですね…。
 リュウジは誰かを護って怪我をすることが多いなと感じていて(3人の中で一番痛い目に遭ってるハズ)。
 彼にとって自分の身を盾にしてでも相手を護ることは当然だと思っていそうですが、ヨーコちゃんは成長と共に、そんな彼に守ってもらうんじゃなくて背中を預けてもらえる存在になりたいと願っていそうで。
 この辺りは、運命を共にしているパートナーというか、兄妹というか、バディといったあたりの二人の関係が尊いなぁと思います。



   『弱点なら目の前に居る』 コメント

 140字お題より。ヨーコちゃんに関しては目に入れても痛くないってくらいに可愛がってると思うのです。それくらい大事。リュウジのヨーコちゃん愛はきっと海より深い。



   『甘え甘やかす二人のこと』 コメント

 ヨーコちゃんが頬を膨らませていたら優しく宥めて、宿題や課題に困って泣き付かれたらウサダに怒られるのを知りながら手を貸して、実戦中におやつ忘れても怒らず、詰めが甘くて落下しそうになるヨーコちゃんをお姫様抱っこして、初恋の先生に敵意むき出しのセコムして、亜空間でショックを受けたヨーコちゃんの心を守ろうと、冷静さを失って一旦戻ろうと言ってしまったり。
 リュウジは本当にヨーコちゃんのこと大切なんだろうな…と思います。



   『手向けの花』 コメント

 ブルーバスターとエスケイプは何度も戦ったワケですが、きっとリュウジだからこそ有機物までをもその身に取り込んで壊れていき、何度も強制的にリセットされるエスケイプに感じたもの・動いた感情があったのだと思います。それに加え、白と黒の花嫁回でエスケイプと戦ったヨーコちゃんが彼女の言葉を胸に留めて、長谷川先生への気持ちは恋ではないのだと気付き、いつかきっと本当の恋を…というシーンが印象的だったりでこの話を書きました。
 オーディオコメンタリーだったと思うのですが、ヨーコちゃんが光る水面をバックに微笑んでいるシーン、実は離れたところにリュウジがいてヨーコちゃんを見ていた画を撮っていたとのこと。(カットされた)ヨーコちゃんの心の成長を表すシーンなのですが、青黄好き的にはぜひその画を見てみたかったです。